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大規模木造建築

先駆者として未踏の領域を突き進み日本の大規模木造建築を牽引していく。

十文字 将敏

十文字 将敏 医療福祉・木造施設事業部 事業グループ グループ長
1988年入社

注文住宅の営業を経て、2010年より大規模木造事業部へ。
大規模木造建築のスペシャリストとして、各プロジェクトのマネジメントを行っている。

2010年、木材の需要拡大によって森林の育成・林業再生を図ることを目的として「公共建築物木材利用促進法」が施行された。三井ホームではこれを受け、「ハウスメーカーの枠にとらわれず、大規模木造建築ビジネスを確立しよう」という号令のもとに誕生したのが医療福祉・木造施設事業部だ。ターゲットは介護・福祉施設、文教施設、商業施設など、概ね1,000平米を超える規模の建築物。

創設時からのメンバーだった十文字は、当時をこう振り返る。「個人ではなく企業に対して施設の営業活動を行うと言われても、その経験がないからどこから手をつけていいのか分からなかったというのが本音です。ただ、それまで手がけてきた当社の木造住宅は、耐久性、快適性、環境性に優れ、地震にも強い。また、やさしく、あたたかい印象を与える木造建築物は、人の滞在時間が長い施設との親和性が高い。その点では絶対的な自信と誇りを持っていました。色々な方に話を聞いたりさまざまな文献を調べ、木造の高齢者施設であれば入居者の足腰への負担が軽減され、転倒した時の骨折率がコンクリートに比べて低いというデータや、光熱費などのランニングコストも抑えられるなど、アピールできる材料を揃えました。業務フローや資金調達の方法、最初は色々な問題は多々ありましたが、そこを含めて私たちがゼロからつくりあげていった。そう自負しています」。



見学に来られた方の入居率の高さと現場で働く人たちの声に膨らむ期待感。

十文字たちのこうした努力は、部門の新設から約1年を経過し報われる。特別養護老人ホーム『かざみ鳥』(香川県仲多度郡)、介護付有料老人ホーム『グランダ杉並方南町』(東京都杉並区)が竣工したのだ。「大規模建築物には、注文住宅よりもはるかに多くの人がかかわります。そのなかで、事業主や運営会社などのクライアントの理念や歩みを理解することの大切さを学ばせていただきました。建築地の近隣住民の方々との距離感、プロジェクト内の適切な立ち位置といった感覚も、この2つのプロジェクトを経験してつかめた気がしました」。

部門としての最も大きな収穫は、実績ができたことだ。住宅のようにモデルハウスはないが、構造現場や完成現場で見学会を実施し、事業者に実際に体感いただくことで、木造の優位点を理解してもらえることが多くなった。
「”木造と分かった瞬間に入居を決める方が多い”と、その入居率の高さに事業者が驚いておられました。介護士さんや看護師さんから”気持ち良く仕事ができる”という声も届いてきましたので、ここから次の仕事に繋がっていくかもしれないな、という期待感を膨らませていました」。
 


魅力的な施設をつくり続け、木造建築の可能性を広げたい。



それから約7年。事業部が手がけた大規模木造建築は16件を数え、2015年6月には国内初の木造ツーバイフォー工法による住宅型有料老人ホーム『あっとほーむ鎌倉山』(神奈川県鎌倉市)が竣工。2016年6月にはツーバイフォー建築としては国内最大となる養護老人ホーム『花畑あすか苑』(東京都足立区)が完成した。「どちらも本当に大きなチャレンジで、前例がないだけに施工段階では資材の保管場所の確保や騒音対策をはじめ試行錯誤の連続でしたが、完成した時はその圧倒的なスケールに身震いしたほど。今後も新たな用途の木造建築に挑戦し続けて世の中に啓蒙することがこの部門の使命だと思っています」。

彼らの活躍によって大規模木造建築がメディアで取り上げられる機会が目に見えて増えてきた。「これまで静観していたハウスメーカー、ゼネコン、設計事務所の参入も目立っていますが、大規模木造建築の介護・福祉施設に関して当社と同等の実績とノウハウを持つところはなく、これから先も負ける気がしません。先駆者としてトップを走り続ける自信があります。ただ、日本の大規模木造建築に対する認知度・信頼度は、欧米と比較するとまだまだ低い。だからこそ市場が拡大する余地がありますし、ツーバイフォー工法にとらわれずに施設建築の分野でもっと普及させるための準備もしています。今後は、ホテルや、市役所・図書館などの公共施設の建築も積極的に手掛けていきたいと考えています」。